この度, 置県130年を記念してさまざまな事業が催されています.
その一環として, 豊かで清らかな水に恵まれ「水の王国」と呼ばれる富山県の水源地域の保全に対する理解を広く県民に深めてもらうことを目的とされたシンポジウムが開催されました.
地域を素材とした体験学習をテーマとする自然科学コースにとっては, 大変貴重な機会でありました.

シンポジウムの前半は, 東京大学生産技術研究所の沖 大幹 教授の基調講演「世界の水と日本の水」です.
日本には豊富な水資源があるが, 世界では人口の約1/9が半径1km以内に水がありません.
そして, 近年, 日本の森林が外国資本により買収されており, 水資源の保全の必要性が高まってます.
富山県もそれを受け, 土地所有者を明確化する水源地域保全条例を今年度から施行されました.
また, “造水(=水をきれいにすること)”が世界の水事情を改善するために重要であり, 自然科学コースの生徒の中からも将来そういった世界で活躍していってほしいと願っています.

後半は「ふるさとの水を守り, 育む」というテーマでパネルディスカッションがありました.
信州大学工学部教授の藤縄克之先生は地下水が専門で, 扇状地にはダムを凌駕するほどの水が地下に蓄えられていると話され, 先日の黒部川扇状地フィールドワークで扇状地について学んだ生徒にとっては大変興味深かったようです.
また, 北陸コカ・コーラボトリング(株)の代表取締役社長の稲垣晴彦氏は “50年後 100年後の水資源のために” をスローガンに植林を行っているそうです.

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“水の悲観論者は間違っているが,役立つ水の楽観論者は正しいが危険だ”

誰かがやってくれるではなく, 自分がやる, そういった精神をこれからも育んでいきたいと思います.

 

以下, 富山県のHPより.

富山県では、置県130年を迎えるに当たり、豊かで清らかな水に恵まれ「水の王国」と呼ばれる本県の水源地域の保全に対する理解を広く県民に深めてもらうことを目的として、下記のとおり「水の王国とやま」シンポジウムを開催します。
多数の皆さまのご来場をお待ちしております。

1 場所・日時
○日時 平成25年8月8日(木) 13:30~16:30
○場所 サンシップとやま 福祉ホール(富山市安住町5-21)

2 内容
○表彰式 「第29回富山県中学生水の作文コンクール」

○基調講演 「世界の水と日本の水」
沖 大幹氏(東京大学生産技術研究所教授)

○パネルディスカッション 「ふるさとの水を守り、育む」
コーディネーター 田瀬 則雄氏(筑波大学名誉教授)
パネラー(4名)  藤縄 克之氏(信州大学工学部教授)
吉原 祥子氏(東京財団研究員兼政策プロデューサー)
稲垣 晴彦氏(北陸コカ・コーラボトリング(株)代表取締役社長)
中島 晴美氏(富山県地球温暖化防止活動推進員)

3 対象
一般県民(事前申し込みは、不要です。)

4 その他
入場無料です。来場者には、とやまの水500mlペットボトルプレゼント

5 問い合わせ先
富山県 生活環境文化部 県民生活課 水雪土地対策班
TEL:076-444-3131 FAX:076-444-3477

チラシ