毎年1年生の希望者が参加する、立山宿泊研修。今年は希望者が多く、28名が集まりました。

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今年のテーマは、

郷土の自然を探る ~常願寺川から立山まで3000mを遡る~

 

急流河川である常願寺川を下流から上流へと遡り、植生や岩石の変化、水質などを調べました。

常願寺川でのフィールドワークは、1.常願寺川公園、2.岩峅寺、3.千寿ヶ原(立山駅)の3ヶ所で行いました。

1.常願寺川公園~

実習は、A生物班、B水質・気象班 C岩石地質班に分かれ、それぞれの実習テーマに沿って行います。

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岩石班は、1m×1mのエリア(写真の)ロープで囲われている部分から、岩石100個を採取して、そのサイズ(3軸)と岩石の種類、そして円磨度(どれくらい角がとれてまるくなっているか)を調べていきます。「常願寺川の石」(増渕,2013)によれば、常願寺川では安山岩、花崗岩など10種類くらいの岩石がよくみられるようです。
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白っぽいのは花崗岩、縞があったら片麻岩、黒っぽいのは安山岩で、赤と黒は凝灰岩…と、少しずつ分かってきます。

 

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生物班は浅瀬で魚や昆虫を捕まえています。雨上がりで水が濁っていた事もあり、ちょっと苦戦している様子。

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実習ポイントを移動する間に、ちょっとした寄り道をします。これは西大森の大転石。江戸時代の土石流によって流れてきた非常に大きな岩石です。ちなみに、写真にみえている2つの岩はそれではなくて…

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その下にさらに大きな石があるんですね。

 

その後は…
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クリーンセンターの展望台へ。

 

展望台から常願寺川と、常願寺川扇状地の様子を観察しました。

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2.岩峅寺~

Stop2は岩峅寺です。ここは、常願寺川扇状地の始まり(扇頂)にあたるところで、山と平野の境目にあたるところです。
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坂を下って実習ポイントへ

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河原の様子も、常願寺川公園とは違っているように見えます。

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水質班はPACテストで川の水を調査しました。水をいれることで変化した色から、pHや硬度などを調べます。

3.立山駅・千寿ヶ原~室堂

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stop2からさらに遡って、立山駅(カルデラ博物館)の近くでお昼ご飯。ここで常願寺川は、称名川(称名滝・室堂方面)と常願寺川(本流・立山カルデラ方面)に分かれます。

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立山駅での実習の様子。河原には大きな石が多くなってきました。

実習後は立山有料道路で室堂へ向かいました。 その途中では…

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大観台と弥陀ヶ原に立ち寄りました。特に称名滝の絶好の観察スポット大観台はなかなか行けない場所です。

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そして、立山室堂に到着。夜は室堂山荘に1泊して、明日の山登りに備えます。

残念ながら、曇りで星は見えませんでしたが…
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夜には1日の活動のまとめと中間報告会をしました。
また、その後には板川先生による星空スライドの紹介もあり、本当に盛りだくさんの1日でした。

出るかライチョウ。カルデラ展望台の見晴らしはいかに?2日目の報告はこちらから。