今年も 7/11(金) にコスモホールにて課題研究発表会を開催することができました.

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昨年度までは課題研究を3年生の4月から始めており, 発表会が間近な頃に, ちょうど研究がおもしろくなる時期となり 『もっと研究したいな』と感じる生徒が多くおりました.
そこで今年度からは, サイエンス開始を 2年生の12月と時期を早めることで, より発展した研究をすることができました.

その課題研究発表会の様子と研究内容を発表順番に紹介していきます.

まずは, 3年ぶりに復活した数学班からです.

①数学班「ハーモノグラフ」
研究のテーマは『音を視覚化する』です.

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音は波のひとつであり, 空気を振動させることで伝わります.
そこで視覚化するために, 音の波を目に見える形にする研究をしました.

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上のハーモノグラフを用いて, 数学の教科書にあるようなリサジュー曲線を描くことができました.

 

図3_R

 

2つ目の発表も数学班です.

②数学班「フェルミ feat. ハザードマップ」

研究のテーマは『数学を駆使して, 未来を予想する』でした.
東日本大震災のときに「想定外」という言葉がよく耳にしたと思いますが, 彼らはその「想定外」に挑戦していきました.

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目標は呉羽山断層の地震が起きたときの入善町への津波被害を推定してハザードマップをつくることでしたが, その前に推定の練習として入善町の面積と入善町にあるマンホールの数を求めました.

図3
フェルミ推定という筋道立てた推論をすることで, より実際の値に近い値を算出していきました.
問題解決をする上でも必要となる, ひとつひとつの物事を検証していく過程を楽しむことができたようです.
ちなみに, 入善町にはマンホールが8148個あるのですが, 知っていましたか??

以上2つの発表が数学班でした.
どちらも数学のイメージにないような研究でしたが, 根底にあるものは普段学校で学ぶ数学です.
そういったものを感じることができればよかったと思います.
次の発表から物理班の発表です.

③物理班「Create the Speaker」

この班では, 段ボール・アクリル・木など様々な材質でスピーカーをつくり, その音質の変化を研究しました.

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どのスピーカーも精巧に作られており, 商品化しても遜色のないものでした.
実験結果では, 意外なことにどのスピーカーも大差はなかったようですが, その中でもアクリル製のものが1番良かったようです..
④物理班「天体観測」

天の光はすべて星, ということで, 誰もが一度は憧れる『星』についての研究です.

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初めは木星の観察から始めましたが, レンズの問題なのか, なかなか焦点を合わせて研究することができずに, 梅雨を迎えてしまいました.
そこで, 比較的に観察しやすい月について研究することへシフトし, クレーターの深さを計測・実験・計算を通して算出しました.

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普段何気なく目にしている月ですが, よくよく観察してみると新たな発見もあったようで, 新鮮な気持ちになれたようです.

当たり前と思っていることでも, 考えてみれば誰かのおかげで成り立っているものです. そういった気づきが大切なのだと思います.

 

⑤物理班「回れ 風力発電」

本 HP 上でも紹介しましたが, 入善高校の屋上に昨年設置した風力発電機による研究です.

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付属の計測器では, 風速や発電量の細かな数値まではわからなかったため, その値を取り出すところから研究はスタートしました.
(ちなみに現在の測定結果を コチラ で確認できます!!)
現在は壊れている北館にある風力発電機では年間1円分の電気をつくれるのに対し,
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新しい風力発電機はその1200倍の1200円分(の予定)の発電能力があることがわかりました.
・・・電気は大切に.

⑥物理班「Unique な目覚まし」

朝に確実に起きることができる目覚ましの作成が研究のテーマです.
発表者達にとっては死活問題なのでしょうか. 自分達の経験を生かした研究といえるでしょう.
ペルチェ素子やドライヤーなど温度変化を利用して起こす目覚ましを作りあげました.
北陸電力教育振興財団より寄贈していただいた サーモグラフィー も活躍しております.

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これで是非, 朝に強くなってもらいたいと思います.

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以上が物理4班の概略です.
どの班も個性的な研究であったと思います.

 

残りの化学班と生物班の様子は 第15回課題研究発表会~後半~ にて紹介いたします.
是非ご覧になって下さい.